こんな方におすすめ
- 海の中にいるような感覚を楽しみたい方
- 非日常感を味わいたい方
- 眠る前に動画をよく見る方
- 水族館が好きな方
海洋資源を保護する、と聞くと少し難しい課題のように思われますが、動画内容はウニをひたすら駆除するものだったり、魚を撮影したりしているものだったりとまるで海の中に入っているような錯覚に陥る雰囲気を持っている動画です。動画視聴者の中には「眠る用に」と癒しを求めてみる方も多く、綺麗な海の中と、耳に心地よい水の音を届けてくれます。
スキューバーダイビングは怖いけど、海の中を見てみたい!そんな方も、画面全体に広げて海中散歩をしてみませんか。ウニ駆除だけではなく、可愛らしいお魚との出会いも沢山あります。
スイチャンネルさんが撮っている動画とは?
スイチャンネルさんは主に海の中の動画をスキューバーダイビングにて撮影しています。動画を撮影している方はプロのダイビングガイドです。
基本的にはウニ(ガンガゼという、食べてもおいしくないウニです)の駆除動画を含め、漁協と協力をし、アワビの放流をしたり、キャベツでウニを1000匹育てる実験などを行ってみたりの動画をあげています。水中なのであまり喋ることはできませんが、サブチャンネルでは解説なども含めて喋っています。
スキューバーダイビングで行っていること
数年前から、漁協と協力をし、エリア別でガンガゼと名がついているウニを駆除し始めました。理由は海藻で覆い茂っていた海が岩肌が見えるほどに枯れてしまい、生き物たちが少なくなってしまったからです。海藻類は魚にとって住処であり、身を隠す場所でもあります。ただし、ガンガゼたちもまた、食料がなく、移動してきただけなので、決して海を枯らそうとして喰いつくしているわけではありません。現在、スイチャンネルさんで行っているのはガンガゼの駆除ですが、効果は眼に見えて発揮されてきました。まずはフクロノリと呼ばれる海藻が岩を覆いつくすほど生えはじめ、その下で珍しい海藻の小さい芽がでてきました。これはガンガゼの数がある程度減り、喰いつくされるほどの規模でなくなったことが理由でしょう。私たちが普段食べているウニ(ムラサキウニ)ですが、北海道では岩についている海藻を根こそぎ食べてしまう現象を起こしているようです。本来なら、豊富な資源があれば剪定の役割を果たすウニですが、資源が枯渇している今は根こそぎ食べてしまい、生態系バランスが崩れている状況に陥っています。場所が違えば、駆除の対象も変わってきます。慎重な判断と、漁協を含めた連携バランスが非常に大切ですね。
漁協と協力して海の資源を守っています
スキューバーダイビングのプロガイドであるスイチャンネルさんはガンガゼの駆除の他に、アワビなどの海洋資源を増やす活動を漁協と協力し行っています。小さなアワビを放流し、その成長を見守ることもあり、3年かけて放流したアワビを追跡調査をはじめています。また、動画備考欄のQ&Aでは、アワビ放流についての解説を合わせていますので、一度ご覧になってください。
ウニ駆除についてですが、日本各地では「磯焼け」と呼ばれる現象が起きています。沿岸に海藻類が生えなくなり、無機質な海底となる海の砂漠化現象です。海藻が無くなれば多様性が著しく下がります。北海道から九州まで全国で問題なっているとの解説が書かれていました。こちらは国補助を得て行っている活動であり、専門家や各漁協を中心に実施されている活動です。
ルアーとジグを使った釣り人さんへのアドバイス
サンゴが生息している海に入っていることがよく見てとれるため、この海は南側のものだとわかります。サンゴの白化現象は環境ストレスや、傷ついた部分から腐ることなどから起こります。光合成系列の組織が損傷し、白くなってしまい、死に至ります。こういったことを防ぐために、スイチャンネルさんでは定期的にイカ釣りや底釣り用のルアー、ジグなどを根がかりから回収する作業を行っています。
ルアーやジグはエビの形をし、尻尾にまがった針がついている疑似餌と同じようなものです。素早くルア―用の竿を上下に振ることで魚をおびき寄せ、食いついたところをあわせて針にかける仕組みですが、この過程で珊瑚にひっかかったり、岩礁に糸が絡んだりと底が入り組んでいる場所では地中に持っていかれてしまうことがあります。そうなった場合、回収することはできません。サンゴに引っかかったルアーはずっと、そこに居続けることになります。
細かい動きを織りなすために、細い糸を使用する釣り人が多いようですが、スイチャンネルさんではイカとルアー(針がひっかからないようにしてあるもの)でどんなふうにイカが誘われるのかを実験的に撮影し、テグスが太くても大丈夫だということを説明しています。よく、底に根がかりしてしまう方は、少しだけ太い糸を使用してみてはいかがでしょうか。